森が持つ怖さと紙一重の魅力をたっぷりと伝えるファンタジー絵本
紙の帽子をかぶり、新しいラッパを持って森へ散歩に出かけた男の子。ラッパの音を聞いて、森でくつろいでいた動物たち――ライオン、ゾウ、クマ、カンガルー、コウノトリ、サル、ウサギ――が次々と散歩に加わって、長い行列ができあがります。
幼児の心の世界を黒いコンテで鮮やかに描いた絵本の傑作。
(出版社の内容紹介より)
★ おひさま堂からひと言
この絵本、どのシーンも大好きだけれど、最後に登場するのがお父さんというところが特に好きです。
お父さんは、僕の世界観を壊さないように、配慮の行き届いた大人の対応を見せてくれます。
「かえろう (動物たちは)きっと、またこんどまで まっててくれるよ」
あ~、お母さんのお迎えでは、きっと、こんな風にはいかないですね。
そして、もちろん、動物たちはお父さんの言葉通り、待っててくれるのですが、それはまた別のお話 (『またもりへ』) です。
書籍DATA
マリー・ホーッル・エッツ:文/絵まさきるりこ:訳
新刊時定価: 不明 現在は1100円
出版社: 福音館書店
サイズ: 19 x 27cm / 40p
発行年月日: 2007/9/25 第111刷
本の状態
・表紙にはスレ・キズ・少背ヤケなどがあります。
・カバーはありません。裸本です。
・天地小口はわずかに汚れがあります。
・本文は綺麗です。