メキシコ市近郊のオトゥンバ村で「ロバの日」が盛大に祝われるわけ
むかし、山に囲まれたメキシコの村に、ひとりの若者がロバとふたりで住んでいた。村を出ることはなかったから、道はなかった。
ある日、ふたりはジャガイモをロバの背に積んで歩きだした。
はるか遠くの町をめざして。
その日から、ふたりはジャガイモを町に運ぶようになった。
すると、ふたりの歩いた野や山にかすかな一本の線のような道ができた。
それが初めての道だった。
そして、時は少しずつ流れていった……。
(出版社の内容紹介より)
★ おひさま堂からひとこと
何百年も昔のことではないはずなのに、まるで昔話のように進行するお話がとても楽しい。
時代は変わっても、人とロバの関係が変わらず続いていることにちょっと驚きました。
メキシコ美術に魅せられ、メキシコに移住した竹田鎮三郎画伯原案の絵本です。
書籍DATA
武田鎮三郎:原案/絵 清水たま子:文新刊時定価:700円
出版 : 福音館書店
サイズ : 25×19cm / 40p
発行年月日:2004/12/1 通巻第237号
本の状態
・表紙にはスレ・キズなどあります。
・天地小口は綺麗です。
・本文は綺麗です。
・折込付録のふしぎ新聞付き。
・ソフトカバーの雑誌です。