物には全て何かしらの物語がある……不思議な男が語る古道具たちの物語に耳を傾けてみませんか?
エイルサが図書館で出会ったその男は翌日から、エイルサの母親の古道具店ではたらくことになった。はじめは不審に思っていたエイルサ親子も、その男の商売のうまさに魅せられていく。
というもの、男は、まことしやかにそれぞれの古道具の由来を客に語ってきかせ、客をその品物に夢中にさせるのだ。
エイルサ親子も、客同様、その謎の男の話にひきこまれていく…。
(出版社の内容紹介より)
★ おひさま堂からひとこと
本編ストーリーの中に、男が語るお話が入れ子のような構造で語られていきます。
そのお話の1つ1つが、まるで上質の短編小説を読むような味わいがあります。
不思議な雰囲気を最後まで漂わせながら、読む者を惹きつけ離しません。
佐竹美保さんの絵も、お話にピッタリです。
書籍DATA
ジェラルディン・マコーリアン:作 金原瑞人:訳 佐竹美保:絵新刊時定価:1500円
出版 : 偕成社
サイズ : 21.2 x 15.2 cm / 333ページ
発行年月日: 2010/3 第18刷
本の状態
・表紙カバーにはスレなどあります。
・天地小口はわずかに汚れがあります。
・本文は綺麗です。