岩宿遺跡を発見した相澤忠洋の伝記物語
まともな小学教育も受けられなかった貧しい少年が、考古学への情熱にかりたてられて、世界的な発掘を成しとげる。相沢忠洋半生記。
(出版社の内容紹介より)
*****************************************************
第2次世界大戦の頃までの考古学者は、発掘を進めて赤土(関東ローム層)が出るとそれを「地山」と呼び、それ以上掘ることはありませんでした。
土器を使っていた縄文時代の人々が日本の最初の住人だと考えていたからです。
この考古学・日本史の常識を覆し、日本にも世界史でいう旧石器時代段階に人々が生活していたことをはじめて明らかにしたのが、岩宿遺跡です。
(群馬県みどり市のHPによる)
★ おひさま堂からひとこと
この本が入っている「日本発掘物語全集」は全15巻で、日本全国をルポして書き下ろした、子どものための考古学大系です。
高松塚やナウマン象など、考古学の好きなお子さんが手を伸ばしたくなる内容が揃っています。
資料としての写真などは少ないのですが、物語としては実に面白く惹きこまれます。
書籍DATA
たかしよいち:作 寺島竜一:絵新刊時定価: 不明 現在は 1500円
出版社: 国土社
サイズ: 21 x 15 cm / 181 p
発行年月日: 1991/3/15 第32版
本の状態
・表紙カバーにはスレ・キズなどあります。
・天地小口は汚れがあります。
・中身は綺麗です。