足尾鉱毒事件に身を投げ出して闘った田中正造の物語
「わたしは、政治の世界にふみこんだときから、いつでも、人々のために、自分の命を投げすてる覚悟でやってきました。今こそ、そのときが来たような気がしますのじゃ…」。日本の公害第1号と言われる足尾鉱毒事件で、苦しむ渡良瀬川沿岸の人々の声を届けようと命をかけてたたかいつづけた田中正造のものがたり。
その不屈の行動と強烈な正義心、さらに当時の社会を描き、公害とは何か、そして人間の生き方を深く考えさせる感動の長編伝記小説。
(出版社の内容紹介より)
★ おひさま堂からひとこと
今では、田中正造の名を知る子どもたちも少なくなってきました。
田中正造は、衆議院議員を6回も務めた身で、足尾鉱毒事件をめぐっては明治天皇に直訴までして、足尾銅山の鉱毒に苦しむ人々を救おうとした真の政治家です。
命を懸けてその活動に取り組み、私財も投げ打って、死去した時は無一文だったと言われています。
★ 書籍DATA
大石真:作 市川禎男:絵新刊時定価: 不明?
出版 : フレーベル館
サイズ:22.7cm / 237p
発行年月日: 昭和61年5月 第21刷
★ 本の状態
・表紙にはスレ・キズなどあります。
・カバーはありません。裸本です。
・天地小口は汚れが少しあります。
・本文は綺麗です。