春を告げるように現れた小さなうぐいすのむすめさんの優しい物語
野ばらがにおおう春の月夜でした。
森の中の、小さな病院に、「こんばんは」と、すんだ声でたずねてきたこがらなむすめがありました。
(出版社の内容紹介より)
★ おひさま堂からひとこと
うぐいすの声が春の訪れを告げる中で、人々の心が少しずつ温かく変わっていく様子が静かに描かれています。
繊細な言葉と優しい絵が調和し、読者に穏やかな気持ちをもたらします。
季節の移ろいを感じながら、生命のつながりを大切にする心が育まれる、心に残る一冊です。
うぐいすの恩返しというだけでは言い足りないほどの温かさをもった、安房直子さんらしい作品です。
書籍DATA
安房直子:作 南塚直子:絵新刊時定価: 1280 円
出版社: 小峰書店
サイズ: 19×25cm / 46p
発行年月日: 1996/5/10 第3刷
本の状態
・表紙カバーにはスレ・少汚れ・上部に少ヨレなどあります。
・天地小口は少し汚れがあります。
・本文は綺麗です。