14年間を一緒に過ごした著者とアマガエルとの交流の記録
ある春の日、窓辺の洗面台にすみついたアマガエル。
そのカエルと、結局14年間もいっしょにくらすことになった人のお話です。
はじめは興味をもてなかったアマガエルに、ようじの先につけたハエをさしだしたところ、大きな口をあけてパクリと一口でのみこんでしまった時のおどろき。
外にはなそうとしたら、逆に自分のひざにとびついてきてくれた時のよろこび。
自分にすっかりなついてくれたカエルとの、発見の多い楽しい日々。
年をとってしだいにおとろえていくカエルの健康への心配。
そしてカエルの死。
このような14年間の経過が、飾りのない文章で語られます。
『カエルがすました顔をした』とか『カエルはテレビがすきなようだ』といった、他の人にはわからない、この著者にとってだけの真実を、片山さんがしっかりと読みこんで、カエルの表情に表してくれました。
(出版社の内容紹介より)
書籍DATA
山内祥子:作 片山健:絵新刊時定価: 700 円
出版社: 福音館書店
サイズ: 26×20cm / 40 p
発行年月日: 1993/3/1 通巻第168号
本の状態
・表紙にはスレ・キズ・少シワなどあります。
・カバーはありません。裸本です。
・天地小口は汚れがすこしあります。
・本文は綺麗です。
・付録の「絵本のたのしみ」付き。
・ソフトカバーの雑誌です。