勇敢なネズミたちは、天井のソーセージを手に入れるためあらゆる作戦を開始する!
「天井だって? 征服だって?」みんなは熱いまなざしで、天井からぶらさがったレバーソーセージや、サラミソーセージを見上げ、それを手に入れたときのことを考えてみた。
ネズミたちは、せっせと積木をはこび、つみかさね、のびをして、さらにその上につみあげた。
四日目、塔はついに、テーブルの高さまでいった。
八日目には、電灯の高さにまでたっした。
計画は、うまくいきそうだった。ところが…。
(出版社の内容紹介より)
★ おひさま堂からひと言
作中繰り返される「ひとりのボス、ひとつの家、ひとつのなかま」は、ナチス治世下の「一つの民族、一つの国家、一人の総統」を下敷きにしたせりふだそうです。
作者は、人間が過去に犯した過ちを子どもたちに伝えようとする作品を数多く書いています。
書籍DATA
ヴィリー・フェアマン:作 若林ひとみ:訳 山内ふじ江:絵新刊時定価:1165円
出版 : 国土社
サイズ : A5判 / 150p
発行年月日:2002/6/10 第16刷
本の状態
・表紙カバーにはスレ・キズ・背ヤケなどあります。
・天地小口はヤケ・汚れがあります。
・本文は綺麗です。