水の三態を楽しい物語の中で伝える、とびきりモダンで楽しい絵本
バケツからぴしゃんと飛び出した水のしずくは冒険の旅へ。お日さまにぎらぎら照らされて水蒸気になったかと思ったら、空にのぼって雲のところへ……。
今度は雨になって地上に逆戻り。
地上では岩のあいだにはさまって、寒い夜に氷になったかと思えば、朝のお日さまに温められて再びしずくなって、川へと流れ出します。
気温や場所によって変化する水の不思議を、子どもたちに親しみやすい「しずく」を主人公に描いたかがくの絵本です。
★ おひさま堂からひとこと
主人公のしずくくんについて、「あれに似ているよね? ほら、あれ、あれ!」と独り言を言いつつも、「あれ」とはだれか思い出せずにいたのですが、しばらくして、やっとまついのりこさんのどんぐりぼうや(とけいのほんシリーズ)だと思いだせました。
シンプルな形なのに、いきいきと一所懸命に動き回る様子が愛らしくて、どちらも大好きです。
書籍DATA
マリア・テルリコフスカ:作 ボフダン・ブテンコ:絵 うちだりさこ:訳新刊時定価: 800 円
出版社: 福音館書店
サイズ: 23.2 x 20.2 cm / 24 p
発行年月日: 2005/12/5 第102刷
本の状態
・表紙・カバーは綺麗です。
・天地小口は綺麗で
・本文は綺麗です。