この「風の館」では2つの世界が重なって存在している。行き来できるのは風とおまえだけだ!
猫がお茶をいれ、カラスが笑う、風が命をもって吹きわたる。そうだ、ここは『風の館』なんだ。
なにが起こったって不思議じゃない。
次々と不思議な現象が起こる『風の館』で、ある日、妹の沙菜の姿が見当たらなくなった。
沙菜を捜しに千夏と一緒に母屋にあがった洵は、奥の納戸で謎の鎧武者に襲われ、足を滑らせ階段を転げ落ちてしまう……
(出版社の内容紹介より)
★ おひさま堂からひとこと
あさのあつこさんが描く主人公は、1本筋が通った人物が多い。
この物語の主人公洵もそんな少女だ。
ちょっと不穏な雰囲気が漂い始めた第2巻……こんご洵は、何からこの館を守らなければならないのだろうか?
次巻が気になる筋立てが、さすがの1冊だと思う。
書籍DATA
あさのあつこ:作 百瀬ヨシユキ新刊時定価: 1300円
出版社: 講談社
サイズ: 21.4 x 15.6 cm / 230p
発行年月日: 2007/12/10 第1刷
本の状態
・表紙カバーにはスレ・キズなどあります。
・天地小口はわずかに汚れがあります。
・本文は綺麗です。