キリマンジャロの雪には全ての心をおののかす不思議な雰囲気がある。そのわけは……
暑いアフリカの地にあって、なぜキリマンジャロの雪が途絶えないのか、ご存知ですか?そこには、慈愛に満ちた真の大王がいるからなのです。
他者の命を奪って、自らの糧とする・・・ライオンの宿命にそむき、真の王者となったライオン・キングマンとその妻・エルザの物語です。
ふと、捨身飼虎という言葉を思い出しました。
鮮やかなキリマンジャロのカラー写真と、モノトーンで描かれた鉛筆画、その対比が印象的な絵本です。
★ おひさま堂からひとこと
著者は、教育評論家で、新しい歴史教科書を作る会の副会長も務めた濤川栄太さんです。
絵本作家さんではありませんので、教育に関する著書は多いのですが、絵本作品は数少ないです。
本作は、地味ながら静かに読み継がれている作品です。
書籍DATA
濤川栄太:文 稲里玖美子:絵新刊時定価: 1400円
出版 : ヒューマン
サイズ : B5判 / 33p
発行年月日:1993/9/12 第11版
本の状態
・表紙にはスレ・キズなどあります。
・カバーはありません。裸本です。
・天地小口は綺麗です。
・中身は綺麗です。