心地よく笑いながら読める、少女と老人の愉快で温かな交流記
「年よりなんて退屈で気持ち悪い」と思っていた10歳の少女ペニーが、老人ホームでくらすおばあさんと友だちになったことで老人への目を開き、年月の重みに気づいていく。あたたかなユーモアにあふれた作品。
(出版社の内容紹介より)
★ おひさま堂からひとこと
ペニーのお年寄批判は、驚くほど辛辣です。
学校で、「年よりなんて、リューマチの話をしたり『薬をのまなきゃならないんだけど、三時はまだかね』って聞いてばかりいる」から、老人ホームへのボランティアなんて行きたくないと言ってのけるのですから。
「でも、そんなお話を子どもに読ませることはできない!」と決めつけるのは早計です。
反抗的ともいえるペニーの態度が、物語が進むにつれて素敵な変化につながっていきます。
書籍DATA
ロビン・クライン:作 アン・ジェイムス:絵 安藤紀子:訳新刊時定価: 1200円
出版社: 偕成社
サイズ: 21 x 15.2 cm / 125p
発行年月日: 2001/8 第4刷
本の状態
・表紙カバーにはスレ・キズ・上部ヨレなどあります。
・天地小口は少し汚れがあります。
・本文は綺麗です。