キリスト教の伝道者でもあった阿部光子さん中期の作品
春から秋、そして再び春へ……。小学校4年生の少女・友子と友子を取り巻く人々の1年間を、季節の移り変わりとともに描いた静かな作品です。
(出版社の内容紹介より)
★ おひさま堂からひとこと
1970年代初め、第一線作家が、とっておきの話を、伸びゆく世代に向けて書き下ろした「新潮少年文庫全10巻」のなかの1冊です。
魔法も冒険もないけれど、毎日の生活の中での子どもの成長が、淡々とそしてしっかりと描かれています。
児童書とは思えないほど静かで文学的な作品を、当時の子どもたちが読んでいたことに驚かされます。
書籍DATA
阿部光子 山口操助:画新刊時定価:500円
出版 : 新潮社
サイズ : 19cm / 205p
発行年月日: 昭和47年1月25日 第1刷
本の状態
・函・表紙にはスレ・汚れ(特に裏表紙)・キズなどあります。
・天地小口は汚れがあります。
・本文は綺麗です。
※ 発行から50年近くが経過し、あまり良い状態とは言えません、読めればよいという方に。