ちょっと短気でやんちゃな子ねこがくり広げる、愉快で楽しいお話

しっぽの短い、ころころ太った灰色の子猫のグルは、大きな納屋で母さんたちと暮らしていましたが、運よく、ドラッグストアにもらわれていくことになりました。

新しい家の飼い主のおじさんおばさんは、グルの話すことがわかりません。

おまけに、気が短く怒りっぽいグルは、お店のお客さんを引っ掻くという大失敗をしてしまいます。

さあ、何とかこの気性を直さなければ、もとの納屋に返されるかもしれません。

懸命に努力するグルを、お隣のピーターや散歩中に知り合ったスミスさんが、やさしく応援してくれます。

そんなある夜、お店の中に怪しい人影を見つけたグルは……

（出版社の内容紹介より）

★ おひさま堂からひとこと

数ある猫の物語の世界でも、これほど魅力的で、けなげな子猫にはそう簡単にお目にかかれませんね。

作者が、「物語が何よりも好きな姪のために」書いた作品だといわれています。

書籍DATA

アン・ピートリ:作　大社玲子:絵　古川博巳/黒沢優子:訳
新刊時定価:　1500円
出版 : 福音館書店
サイズ : A5判 / 132p
発行年月日:2004/6/25　第5刷

本の状態

・表紙にはスレ・キズなどあります。
・カバーはありません。裸本です。
・天地小口は少し汚れがあります。
・本文は綺麗です。