小学5年生の5人組が遭遇する放課後の冒険ミステリー
星野台小学校5年1組の翔太たちは、探偵クラブ「51分署捜査1課」を結成した。いくつかの事件を解決し、ついに、町のはずれにある悪魔の巣窟のような屋敷、デオドロス城(僕たちが勝手に名付けた)にまつわる数々の怪しいウワサの真相を確かめるべく探険することに!
潜入直後、突然ゾンビ女(?)が現れたかと思うと、庭の小屋の中で謎の消失!
新たに女子2人が加わった「51分署捜査1課」は再び城に。
今度は小屋の中で乳母車男(!?)の死体を発見してしまうのだが、その死体も消滅してしまう。
やはりデオドロス城には何かただならぬ秘密が隠されているのだ。
(出版社の内容紹介より)
★ おひさま堂からひとこと
講談社のミステリーランドのために書き下ろされたものです。
ミステリーランドシリーズは、少年少女のためのとうたいながら大人向けの作品も多いような気がするのですが、この作品は殺人は起こるものの子ども向けに書かれています。
そのためトリックに物足りなさを感じる部分もありますが、著者の初期の「家シリーズ」を彷彿とさせるようなトリックもあり、楽しめます。
子ども向けの初めての歌野晶午としておすすめです。
書籍DATA
歌野晶午:作 荒井良二:絵新刊時定価: 2000円
出版社: 福音館書店
サイズ: 19 x 14cm / 352p
発行年月日: 2004/9/22 第1刷
本の状態
・函と表紙にはスレ・キズ・背ヤケなどあります。
・カバーはありません。裸本です。
・天地小口は少し汚れがあります。
・本文は綺麗です。