体の不自由なきよぼうが、庭で過ごす春の1日のおはなし
「今日は、いい天気だよ」といって、手足の不自由な男の子きよぼうのお母さんが庭にござを敷いてくれました。知的好奇心の旺盛なきよぼうは、ござをうまく動かし庭を移動して、アリが青虫を運ぶのを観察したり、隣の子とどろだんごを作ってままごと遊びをしたりします。
子どもらしい好奇心や喜びが、素直でみずみずしい文章で綴られ、春の光や空気の感じ取れる絵で描かれています。
(出版社の内容紹介より)
★ おひさま堂からひとこと
きよぼうは、作者白石清治さんご自身のことではないかと思います。
白石清春さんは、脳性麻痺として生まれ、養護学校の高等部を卒業後、青い芝の会や脳性まひ者が地域で生きる会を設立。
現在は、東日本大震災により設立された、被災地障がい者支援センターふくしまの代表を務められています。
★ 書籍DATA
白石清春:作 西村繁男:絵新刊時定価: 380円
出版社:福音館書店
サイズ: 26 x 19 cm / 32p
発行年月日: 2005/6/1 通巻231号
本の状態
・表紙にはスレ・キズなどあります。
・天地小口は綺麗です。
・本文は綺麗です。
・折込付録の「絵本のたのしみ」はついていません。
・ソフトカバーの雑誌です。