老木となったトチノキが、安住の地を求めて歩き出す!
コウモリ山の山こぞうは、仲のいい年老いたトチノキが人間たちに切られそうになっていることを知り、いい場所に引っ越させることにしました。地面の奥まで深く張った根っこを引き抜いたトチノキは、山の池の畔を目指して出発します。
トチノキは途中で転んで歩けなくなりましたが、クマやイノシシやコウモリに助けられ、ようやく気持ちのいい池のほとりに根を下ろすことができました。
(出版社の内容紹介より)
★ おひさま堂からひとこと
トチノキと言われてピンとこない方も、街路樹等で利用されるマロニエと言えば、「ああ、あの木ね!」と思い浮かべていただけるでしょう。
絵本の中にも登場するトチの実は、栃餅の材料としても用いられますね。
人間とのかかわりも深いトチノキが主人公のダイナミックなおはなしを、どうぞお楽しみください。
★ 書籍DATA
中西恵子:作新刊時定価: 380円
出版社:福音館書店
サイズ: 26 x 19 cm / 32p
発行年月日: 2004/10/1 通巻223号
本の状態
・表紙にはスレ・キズなどあります。
・天地小口は綺麗です。
・本文は綺麗です。
・折込付録の「絵本のたのしみ」はついていません。
・ソフトカバーの雑誌です。