町でハミウリうりを手伝った少年の1日を描いた版画絵本
砂漠の真ん中の村にあるサンの家では、ハミウリという果物を作っています。サンが、初めてお父さんと一緒に、ハミウリを売りに町の市場に行った日、びっくりするような出来事に出会います。
作者自身の砂漠の旅での体験が、少年の目を通して語られ、厳しい自然環境の中でたくましく生きていく人びとの姿が、力強い木版画で描かれます。
(出版社の内容紹介より)
★ おひさま堂からひとこと
砂漠という厳しい自然のなかで暮らす人々にとって、収穫した作物を売ることは、大切な収入源。
でも街での売買には、ルールがある……。
ルール破りを見つかってしまった老婆の姿に、ショックを受ける少年でしたが、絶望を感じさせるその経験を、希望に変えたのは少年自身の小さな行動でした。
黒一色で、風景から人々の感情まで描き出す版画の素晴らしさにもご注目ください。
書籍DATA
日紫喜洋子:作/絵新刊時定価: 410円
出版社:福音館書店
サイズ: 26×19cm /32 p
発行年月日: 2008/10/1 通巻631号
本の状態
・表紙にはスレ・キズ・シワ・裏表紙に記名などあります。
・天地小口は綺麗です。
・本文は綺麗です。
・付録の「絵本のたのしみ」はついていません。
・ソフトカバーの雑誌です。