娘とつぶ貝の異類婚姻譚 岩手の昔話です
子どものいない夫婦が観音様に願掛けしてもらい受けたのは、小さな貝、つぶ。そのつぶが口をきくようになり、自分で嫁探しに向かいます。
水の漏れる田を治したら、嫁をくれるという男に、つぶは懸命に田を治してみせますが、男は約束を守りません。
ところが男の末娘の助けもあって、つぶは見事、その末娘を嫁にします。
(出版社の内容紹介より)
★ おひさま堂からひとこと
3人娘が登場するおはなしでは、一番下の娘が優しい……というのが、昔話の定番ですね。
『つぶむこ』のおはなしも、ごたぶんに漏れず末娘の働きがあってこその幸せをつかみます。
昔話らしい「とっぴんぱらりのぷっ」という結句が楽しい!
書籍DATA
小林輝子:作 飯野和好:絵新刊時定価: 410円
出版社:福音館書店
サイズ: 26×19cm / 32p
発行年月日: 2006/9/1 通巻603号
本の状態
・表紙にはスレ・キズなどあります。
・天地小口は綺麗です。
・本文は綺麗です。
・付録の「絵本のたのしみ」は付いていません。
・ソフトカバーの雑誌です。