子ギツネのなっくは、おじいちゃんんの大切なステッキを川に落としてしまいました!
子ギツネなっくは、ステッキをもって散歩をするじいちゃんを、いつもかっこいいなあと思っていました。冬も終わりに近づいたある日、なっくは、玄関にたてかけたままになっていたステッキをそっと持ちだし、散歩にいきました。
でもウサギには摘んだヨモギを運ぶのに使われ、アリには川を渡る橋のかわりにされ、がっかり。
その上ステッキを川に落としてしまいます……。
春の訪れを楽しく描きます。
(出版社の内容紹介より)
★ おひさま堂からひとこと
じいちゃんに憧れて、ステッキを持ちだしたなっくの行動は、ほめられることではないけれど気持ちはわかりますね?
持ち出したステッキが動物たちの役に立つさまは、読んでいてちょっと嬉しくなります。
ステッキが見つかった後のじいちゃんのひと言も気が利いていますね。
春にふさわしい心温まる絵本です。
書籍DATA
すとうあさえ:作 アンヴィル奈宝子:絵新刊時定価: 380円
出版社:福音館書店
サイズ: 26×19cm / 32p
発行年月日: 1999/5/1 通巻518号
本の状態
・表紙にはスレ・キズ・小汚れなどあります。
・天地小口は綺麗です。
・本文は綺麗です。
・付録の「絵本のたのしみ」はついていません。
・ソフトカバーの雑誌です。