中国の画家が描く満族の昔話
昔、ガーシャンという村では、9つの頭を持つ怪鳥に襲われて、人々がさらわれていました。勇敢な若者アジクは、この鳥を退治に山に登りましたが、仲間はみな暗い洞窟に吸いこまれ、アジクひとりが残りました。
アジクは、フジの蔓に変えられていた娘の知恵と力を借りて洞窟にたどりつき、怪鳥の首を切り落としますが、怪鳥の血を浴びて倒れてしまいます。
(出版社の内容紹介より)
★ おひさま堂からひとこと
中国満族がお正月に氷の彫刻を飾る由来を語った昔話。
アジクの最期が、日本の昔話ではあまり見られない終わり方ですね~。
長年農村で暮らして、満族の絵画技法を学んだという徐喚民さんの絵がとても魅力的で、お話にピッタリです。
書籍DATA
趙朝勲:再話 徐喚民/趙朝勲:絵 関野喜久子:訳新刊時定価: 350円
出版社:福音館書店
サイズ: 26×19cm /32 p
発行年月日: 1994/12/1 通巻465号
本の状態
・表紙にはスレなどあります。
・天地小口は綺麗です。
・本文は綺麗です。
・付録の「絵本のたのしみ」はついていません。
・ソフトカバーの雑誌です。