ユーモアと子どもたちの共感が詰まった楽しい作品
2年生の女の子・安田ミクは、転校したばかりで、まだ友だちがいません。
ある日、迷子のセキセイインコを助けた縁で、1学年上のカズボウと知り合いました。
けれど、ミクのお母さんは、「カズボウは乱暴なゴリラだから、遊んではいけない」と言います。
けれど、お母さんが友だちになるよう薦めてきたチガくんは、とても意地悪な子で……。
★ おひさま堂からひとこと
ミクの視点で「個性」について考えさせてくれる一冊です。
山中恒の軽快な語り口と太田大八の魅力的なイラストが、読者を楽しく物語の世界へ引き込みます。
『人は見た目が9割』という本がありますが、果たして本当にそうでしょうか?読後はそんなことを親子で話し合えるでしょう。
書籍DATA
山中恒:作 太田大八:絵新刊時定価: 不明
出版社: フレーベル館
サイズ: 19×22.5cm / 119p
発行年月日: 1991年改訂初版第1刷
本の状態
・表紙にはスレ・キズなどあります。
・カバーはありません。裸本です。
・天地小口は汚れがあります。
・見返しと背の接着部分に強い力が加わったようで、破れがあります。
・前後の見返しに汚れとヘコミがあります(写真2・写真3)が、本文は綺麗です。
上記のような状態なのに、お値段がやや高いのは、流通の極めて少ない作品だからです。