決して他人ごとではない!放射能の島の暮らし
ここは、太平洋に浮かぶサンゴ礁の島。このマーシャルの島々では、子どもたちは毎日、きれいな海で泳いだり魚を獲ったりして遊んでいます。
とっても楽しそうに見えますが……
実はこの島々には、60年ほど前、アメリカが行った水爆実験の「死の灰」が降り、その放射能が今も残っているのです。
そのため大人も子どもも、食べ物の不足や病気で苦しんでいます……。
(出版社の内容紹介より)
★ おひさま堂からひとこと
この本が刊行された時(1996年)、この本を手にした子どもたちは、今アラサーと呼ばれる世代になっている。そして、その子たちは、東日本大震災時の原子力発電所の事故を知っている。
放射能の恐ろしさは、嫌というほど知られているのに、繰り返される事故の愚かさと恐ろしさ。
本書の最後には、「もしも核戦争や原子力発電所の大事故が起これば、私たちがマーシャルの人びとと同じ運命をたどることになるかもしれないのです。」と書かれていたのに……。
書籍DATA
島田興正:文/写真 津田櫓冬:絵新刊時定価:680円
出版 : 福音館書店
サイズ : 25×19cm / 40p
発行年月日:1996/10/1 通巻第139号
本の状態
・表紙にはスレ・キズ・シワなどあります。
・天地小口は少し汚れがあります。
・中身は綺麗です。
・折込付録のふしぎ新聞付き。
・ソフトカバーの雑誌です。