淡々と語られていく戦中戦後を生きる少女の姿に、平和を願わずにはいられない
1945年3月10日、東京大空襲。東京の町は、戦火につつまれた。焼け跡には、敏子の家にあった「ガラスのうさぎ」が、ぐにゃぐにゃになって、ころがっていた。
うさぎは、燃えさかる炎に身を焼かれながらも、戦争の悲惨さを、みつめつづけていたのだった。
東京大空襲で母と妹をうしない、その後、機銃掃射で父をも……。
戦争の中を生きぬいた著者が、平和への祈りをこめて、少女時代の体験をつづった、感動のノンフィクション。
(出版社の内容紹介より)
★ 書籍DATA
高木敏子:作 武部本一郎:絵新刊時定価: 不明?
出版 : 金の星社
サイズ:22cm / 169p
発行年月日:1986年4月 第94刷
★ 本の状態
・表紙にはスレ・キズなどあります。
・カバーはありません。裸本です。
・天地小口は汚れが少しあります。
・最後の10ページほどと、後ろ見返し部分に5mmほどのヘコミがあります。
・上記以外の本文は、汚れ等もなく綺麗です。