親との確執と自立のストーリーをミステリーも絡めて紡いで行く物語
バラ模様の古い缶におさめられた少女の肖像画にはTRIのサインがあった。
偶然みつけた墓石にも同じ頭文字が……。
ティムは肖像画と頭文字の関連を追ううち、60年前の事件にたどりつく。
(出版社の内容紹介より)
★ おひさま堂からひとこと
古い家に隠されていた絵から、自分と同じイニシャルをもつ60年前の少年との繋がるという設定は、ありがちだけどやはりワクワクします。
敷かれたレールを進むべきか、それとも苦労を承知で自分のやりたいことを目指すべきか……親との確執と自立のストーリーをミステリーも絡めて紡いで行く物語にグングン引き込まれていきますよ。
ただ、表紙絵が、お話の内容にちょっとそぐわなくてもったいないなあ……
書籍DATA
K.M.ペイトン:作 掛川京子:訳新刊時定価: 620円
出版社: 岩波書店
サイズ: 11.4×18cm / 297p
発行年月日: 1990/11/19 第1刷
本の状態
・表紙カバーにはスレ・キズなどあります。
・天地小口は汚れがあります。
・本文は綺麗です。