主人公ムクの夏休みの甘酸っぱい思い出……
ムクはふと、月のムクさんと呼ばれたらどんなものだろう、と思った。
月のムクさんには思い出す子がいた。
その子は名前をアケミといって、初めてお墓で会ったときはパジャマを着ていた。けやきの木から飛び下りたのは白いトレパン姿で、海辺に行くと、3秒以上は見ていられない、真っ赤な水着を着る……。
それからムクは、ムクだけをじーっと見ていた大きな目を大事に思い出した。
(出版社の内容紹介より)
★ おひさま堂からひとこと
この作品は、昭和50年の7月8日から、9月30日まで、毎日小学生新聞に連載された作品に、少しだけ手を加えたものとのことです。
吉田としさんのあぶらの乗り切った時期の作品ですね。
書籍DATA
吉田とし:作 赤坂三好:絵新刊時定価: 850円
出版社: 金の星社
サイズ: 22cm / 180 p
発行年月日: 1980/4 第10刷
本の状態
・表紙カバーにはスレ・上部ヨレ・汚れ・カバー裏面に変色などあります。
・本体表紙は、カバーがあったおかげか、小さな傷はありますが比較的綺麗です。
・天地小口には汚れ・強いヤケなどあります。
・本文は綺麗です。