寺の息子習生は、境内にある大イチョウの前で一組の母娘に出会う……
イチョウの黄色い葉っぱが舞い落ちる季節。目の見えないチコさんとであった習。
白杖や点字の世界を初めて知り、目が見えなくてもやさしく強く生きている人々と交流をしていく様子をあたたかく描く物語。
(出版社の内容紹介より)
★ おひさま堂からひとこと?
作者の中島その子さんは、人形劇団「ひとみ座」に在籍中、TV人形劇「ひょっこりひょうたん島」の人形操作にかかわっていらしたそうです。
物語はお話そのものを楽しめばよいのですが、作者の背景を知ることで、その物語が違ったものに見えてくることもありますね。
『星はスバル』では、チコさんの優しさが、作者の子どもや弱者に対する優しさと重なって、心温まる想いがします。
★ 書籍DATA
中島その子:作 丘修三:絵新刊時定価: 1300円
出版 :汐文社
サイズ:21.2 x 15cm / 135p
発行年月日: 1999/5 第2刷
★ 本の状態
・表紙カバーにはスレ・キズ・上部少ヨレなどあります。
・天地小口は汚れが少しあります。
・本文は綺麗です。