1本のつなを力いっぱい引きあうことに人々がこめるる願いとは?
運動会のメインイベント、子どもたちにも大人気の「つな引き」。そのつな引きに、大人や子ども土地の人々皆で興じるお祭りが、日本各地にはたくさんあります。
オづなとメづなに分かれたつなを一本に結び合わせ、力いっぱいひきあうことで、やがてくる季節の豊作や、子孫繁栄を願うのでしょうか。
秋田県刈和野の「寒中の大つな引き」では100メートルを越す綱を6000人もの人で引き合います。
鳥取県気高町の少年たちが引くつなは、ショウブを編み込んだた美しいつなです。
切ってはつなぎ切ってはつなぎしながら引きあうお祭りは、奄美大島の「つな切りつな引き」。
沖縄の糸満市では、海の向こうの神さまとつな引きをするお祭りだといわれています。
それぞれのお祭りで違いがあって面白いですが、稲ワラをよりあわせてつくった一本のつなを、力をよせあって引きあう「つな引き」には、勝ち負けにとどまらず、つなをにぎるすべての人に共通する願いがこめられています。
(出版社の内容紹介より)
書籍DATA
北村皆雄:文 関戸勇:写真 高頭祥八:絵新刊時定価: 620 円
出版社: 福音館書店?
サイズ: 25×19 cm / 40 p
発行年月日: 1994/3/1 第1刷
本の状態
・表紙にはスレ・キズ・裏背付近に汚れなどあります。
・天地小口は汚れがあります。
・本文は綺麗です。
・折込付録のふしぎ新聞付き。
・ソフトカバーの雑誌です。