農薬で身体を壊し有機農業を始めた父の姿に明は心を動かされていた…
彩代はたんぼの中の母さんと父さんをかっこう悪い、といったが、父さんの雨にぬれた背中を見ているうちに、明はいいなあと思えてきた。たんぼ一面に広がった稲の成長を、泥をかきむしり、きりひらいていくような、力強い気配が感じられる。
霧のような雨も、青々としげった稲も、父さんがいるので美しく見えた。
(出版社の内容紹介より)
書籍DATA
最上一平:作 小林与志:絵新刊時定価: 1010 円
出版社: 文研出版
サイズ: 21 x 15.4? cm / 120 p
発行年月日: 1994/2/1 第7刷
本の状態
・表紙カバーにはスレ・キズなどがあります。
・天地小口は汚れがあります。
・本文は綺麗です。