自分の考えをしっかりと持ち、白人と対等に生きる黒人を描いた作品
12歳の黒人少女リーナが聖書暗唱コンテストで優勝した。だが、そのことをきっかけに、白人社会における黒人の立場を嫌というほど思い知らされることになる。
やがて、父さえも殺されてしまうリーナが、差別に負けずまっすぐな心を持って成長していく姿を丁寧に描いた物語です
(出版社の内容紹介より)
★ おひさま堂からひとこと
作者のウィーダ・セベスティアンは、テキサス生まれの作家です。
当初は、大人向けの文学作品を書いていましたが、それらはあまり注目を集めなかったようです。
その後、児童文学に転向し、本書がその第1作となりました。
以降、複雑な大人の世界に生きるアメリカの子どもを描いていますが、邦訳されているのは本作だけのようです。
書籍DATA
ウィーダ・セベスティアン:作 安藤紀子:訳新刊時定価: 不明
出版社: ぬぷん児童図書出版
サイズ: 21.2 x 15.2 cm / 287p
発行年月日: 1998/9/1 第8刷
本の状態
・表紙にはスレ・キズ・背ヤケなどあります。
・カバーはありません。裸本です。
・天地小口は汚れがあります。
・本文は綺麗です。