ジップの暮らす救貧農場にその男がやってきた日から彼の本当の人生が始まった…
ジップがなぜ街道に置き去られていたのか、だれも教えてくれなかった。少年は貧しい農場で追い使われながら、生きるすべと、弱いものをかばう強さを身につけていく。
ある日、農場に送られてきた精神を病む男の世話をするうちに、男の美しい歌声に安らぎをおぼえ、いつしか男を父親とも慕うようになる。
国際アンデルセン賞受賞作家が、精神障害をもち救貧農場の檻の中で生活していた19世紀の実在の人物をモデルに、近代アメリカ史の一端を描いた作品。
(出版社の内容紹介より)
書籍DATA
キャサリン・パターソン 岡本浜江:訳新刊時定価:1600円
出版 : 偕成社
サイズ : 20cm / 301p
発行年月日:1998/9 第1刷
本の状態
・表紙カバーにはスレ・キズなどあります。
・天地小口は汚れがあります。
・見返し遊び紙に記名がありますが、それ以外は綺麗です。