未来という光の中に繰り広げられる、2編のサイエンス・ファンタジー
政府の考えたA・A・A計画。それは、ふえすぎた地球の人口の半分を、宇宙につくった“地球”に移す計画だった。
そのために、タツオは、“第二地球”に移されてしまった。
他に一編「ナンバー9」を収録。
(出版社の内容紹介より)
★ おひさま堂からひとこと
人はどうして、明るい未来だけを信じることができないのでしょうか?
収録されている『宇宙バス』も『ナンバー9』も、未来への希望を宿した物語なのに、一抹の(本当に一抹の)不安を覚えてしまうのです。
物語の10年後、30年後の姿を知っているからなのでしょうか……。
書籍DATA
香山美子:作 小林与志:絵新刊時定価: 950円
出版社: 国土社
サイズ: 21 x 19 cm / 110p
発行年月日: 1981/9/30 初版第1刷
本の状態
・表紙カバーにはスレ・キズ・上部ヨレ・折り返し部分にシミなどあります。
・天地小口はヤケ・汚れがあります。
・本文は綺麗です。
※ 状態は並下としましたが、30年以上という経年を考えれば、並の状態です。