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ゆみ子とつばめのおはか

ゆみ子とつばめのおはか

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重さ: 465.00
サイズ: 16.00

作者の体験から描かれた、広島の原爆にまつわる物語

あのとき、わたしは、小学校の二年生でした。

一年前から、広島には、小学生は一年生と二年生しかいませんでした。

三年いじょうのひとは、「がくどうそかい」といって、おとうさんやおかあさんのいる家をはなれて、とおいいなかの村で、べんきょうしていました。(本文より)

原爆だけが恐ろしかったのではない。

幼い子までが、苦難を強いられていた時代。

そんな中、登校の途中で閃光にあったゆみ子は、生き地獄とかした街をさまようことになるのです……。

★ おひさま堂からひとこと

淡々と綴られているように見えて、その実、読者の感情に訴えかけてくる作品です。

戦争の悲惨さを伝えるとき、事実を冷静に伝える場合と、感情に訴える場合がありますが、この作品は間違いなく後者でしょう。

「かわいそう」の根本にある戦争の恐ろしさを、小さな読者に感じてもらいたいなあと切に思います。

ほるぷ選定図書。

書籍DATA

今西祐行:作 遠藤てるよ絵
新刊時定価: 不明 現在は 1296円
出版社: 偕成社
サイズ: 22.8 x 17.6 cm / 77p
発行年月日: 1994/8 第57刷

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・表紙にはスレ・キズなどあります。
・カバーはありません。裸本です。
・天地小口は汚れがあります。
・本文は綺麗です。

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