少女クローディアは、弟を誘って家出をします。行く先は、ニューヨークのメトロポリタン美術館!
クローディアは退屈だった。何か変わったことがしてみたい。
でもダサいのはいや。
家出することにしたクローディアは、一定の目標を持って計画を立てる。
それは、快適で、今までとまったく違っていて、家のように気楽でいられるところへ行くこと。
クローディアは慎重にパートナー(弟)を指名し、行き先(メトロポリタン美術館)を選んだ。
でも、冒険に不測の事態はつきもの。
すぐに、クローディアと弟のジェイミーは、専門家でも解けないような美術品にまつわるミステリーに巻きこまれることに……
★ おひさま堂からひとこと
初版が1969年……今なお子どもたちを(そして大人たちをも)魅了するカニズバーグの代表作だ。
冒険といえば、海越え山越え、または竜や怪物との戦いが待っているのが常ですが、こんな冒険もあるんだね。
大人になることへの不安や期待もきっちり描かれた作品です。
書籍DATA
E.L.カニズバーグ:作 松永ふみ子:訳新刊時定価: 600円
出版社: 岩波書店
サイズ: 17 x 12 cm / 208p
発行年月日: 1989/4/24 第21刷
本の状態
・表紙カバーにはスレ・キズなどあります。
・天地小口は汚れがあります。
・本文は綺麗です。