やわらかいタッチの美しい絵と詩のような文で、春の訪れを子どもに優しく語りかけます
冬の森の中、雪の下で動物たちは冬眠をしています。野ねずみも、くまも、小さなかたつむりも…。
でも、とつぜんみんなは目をさましました。
はなをくんくんさせています。
みんなはなをくんくんさせながら、雪の中をかけていきます。
みんなとまって、笑って、踊りだしました。
一体何があったのでしょう?
(出版社の内容紹介より)
★ おひさま堂からひとこと
厳しい寒さの中で、動物たちの凍てついていた体が、すこしずつ緩み、春を感じさせるクライマックスへと続いていく様子が、優しく描かれます。
春を感じさせる変化は、とても小さいものだけれど、自然の摂理の中で生まれるその動きは、生き物たちに大きな幸せをもたらしてくれるのですね。
気持ちまで温かになる優しい絵本です。
書籍DATA
ルース・クラウス:作 マーク・シーモント:絵きじまはじめ:訳
新刊時定価: 不明 現在は 1188円
出版社: 福音館書店
サイズ: 31 x 22cm / 32p
発行年月日: 1996/12/15 第77刷
・表紙にはスレ・小ヘコミなどあります。
・カバーはありません。裸本です。
・天地小口は汚れがあります。
・前後の見返しとあそび紙に小さな茶シミが出ていますが、本文は綺麗です。