みんなを幸せにする言葉「ありがとう」をめぐるあたたかなおはなし
ネズミのピラフ君は、袋に穴があいているのもしらずに、なたねを食べながらお散歩です。すると、種はそこらじゅうにまき散らされました。
時がたち、春になると、友だちが菜の花をいっぱい抱えて、ピラフ君を訪ねてきます。
そして口々に、「ありがとう」というのでした。
ピラフ君はちょっぴりうれしく、ちょっぴり照れくさく、「ありがとう」と返礼しました。
(出版社の内容紹介より)
★ おひさま堂からひとこと
人生というものは、なかなか意図したように運ぶことが少ないものですが、時には思いがけない出来事が、思いがけない幸せをもたらすことも多いもの。
ちょっとしたお行儀の悪さが原因となって、友だちに小さな幸せをプレゼントしたネズミくん。
友だちからのお返しに、小さな読者もきっとにっこりすることでしょうね。
とても温かな絵本です。
書籍DATA
舟崎克彦:作 宇野亜喜良:絵新刊時定価: 350円
出版社: 福音館書店
サイズ: 21 x 20cm / 24p
発行年月日: 1999/4/1 通巻265号
本の状態
・表紙にはスレ・キズ・裏表紙に小さな角折れなどあります。
・天地小口は綺麗です。
・本文は綺麗です。
・付録の「絵本のたのしみ」はついていません。
・ソフトカバーの雑誌です。